ホームケア

爪切り

定期的にお家で爪切りを行いましょう。

爪切りワンちゃんは散歩などで削れてうまく減ってくれていることもありますが、のびてきているようでしたら、お家で爪切りを行って下さい。爪の中の血管を切らないように注意して下さい。

子犬を飼い始めた方は是非、スムーズに爪が切れるようにトレーニングしていって下さい。爪切りもギロチン型やはさみ型など様々な形態がありますが、使いやすい形のものを使用して下さい。 特に人でいう親指部分の狼爪は散歩でもほとんど削れることがありません。 この部分は引っ掛けて爪が折れてしまったり、のびすぎて足に刺さってしまうこともある部分なのでご注意下さい。

耳のケア

普段のケアとして耳の中も観察していくこともお勧めします。

耳のケア是非注意してもらいたい耳の問題は、耳垢の貯留、かゆみ、耳の赤みや腫れです。原因としては、耳道内の感染、外部寄生虫(耳ダニなど)、アレルギーなど様々な要因が考えられます。もしこのような異常がありましたら是非ご相談下さい。

綿棒でのケアは刺激となりかえって耳の炎症を強くしてしまうことがありますので、あまりお勧めできません。 耳の洗浄液で定期的に洗浄していくことをお勧めします。また、耳の毛が多い場合は、耳の穴の周囲は短く切ったり、耳道の中の毛は優しく抜いてあげるようにして下さい。

肛門腺

肛門腺肛門嚢とは肛門のちょうど4時と8時の部分にあるにおい付けのための分泌物をためておくための袋です。この袋の出口が肛門の部分にあります。

通常は便をしたり、興奮をしたりした際に分泌物がでていくのですが、この部分に分泌物がたまりすぎると、肛門嚢の化膿が起きたり、破裂をして肛門の脇の皮膚に穴が開いてしまうことがあります。分泌物がたまってくるとお尻を舐め回したり、お尻を引きずるような仕草を取り始めることがあります。

このような症状が起きないようにするためにも個体差もありますが、月に一回ほどご自宅で肛門腺をしぼってケアをしてあげるようにして下さい。なかなか出にくかったり、痛がってしまったりする場合は是非ご相談下さい。

マイクロバブル

いまテレビなどでも注目されているマイクロバブルをご存じでしょうか?細かいマイクロサイズの泡を発生させ、泡に異物(汚れなど)が付着することにより、毛や皮膚の表面の汚れやほこりを落とし、発生するマイナスイオンでリラックス効果も得られ、泡の発生とともに衝撃波がでることにより、皮膚に良い刺激を与えます。

またマイクロバブルと一緒に特殊な温浴剤を使用しています。この温浴剤の成分は温泉成分とほぼ同じ、硫酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウムで、脂肪・角質分解酵素が入っており、皮脂蛋白質の汚れを取りやすくします。これらの効果により毛穴の奥の汚れを落とし、匂い、かゆみの成分を落とします。マイクロバブル後は毛や皮膚のべたつきやフケが取れ、ふわふわ、サラサラの毛になります。

マイクロバブル

毛穴の奥まで汚れが取れる秘密

マイクロバブル

マイクロバブルの性質

当院にも導入され、使用された症例では慢性的な皮膚炎で苔蘚化(皮膚が硬く、厚くなること)した皮膚が柔らかくなったり、脱毛していた部分に新たな毛が生えてきたりと、効果が実感されています。

当院ではまずその子に合ったシャンプーを獣医師と相談の上決め、全身を洗った後に、マイクロバブルを行います。お値段に関してはワンちゃんのサイズ、毛の長さなどにより変わりますので、スタッフにお尋ねください。

午前中にお預かりし、お昼の時間にシャンプー、マイクロバブルを行い、夕方のお迎えになります。手術、検査、処置等の件数によりお受けできない日もございますので、予めご予約をお取り下さい。ご希望であればお預かり時に耳の掃除、爪切り、肛門腺絞りを行うこともできます。

マイクロチップ

身元情報のキーとなる固有のID番号が書き込まれたマイクロチップをあなたのペットの皮下に埋め込み、専用の読み取り機で個体の鑑別をすることができます。

マイクロチップ主にペットが迷子になってしまった場合、災害や盗難の場合、海外渡航時などに役立ってくれます。マイクロチップの種類によっては同時に体温を測ることのできるタイプもありますので、診察時のお尻での体温測定のストレスをなくすこともできます。

埋め込みは専用のインジェクターでほんの数秒で行うことが可能です。特に麻酔を行う必要はありません。